「選択肢」

どん底の絶望の淵に立った時、選べる選択肢は本当に一つだけなのでしょうか。

最後の選択肢以外、何も残されていないのでしょうか。

初めまして。

中野と申します。

現在一般企業でライターの仕事をしていて、今年26歳になります。

26といえばまだまだ若造ですが、人間生きていれば、二十数年と言えど様々な修羅場に出会うものです。

自分も今まで様々な修羅場に出会ってきました。

くぐってこられた修羅場もあれば、そうでない修羅場もあります。

今回は自己紹介を兼ねて、ある一つの修羅場をくぐった経験を綴りたいと思います。

学生時代

私は学生時代、可もなく不可もなく、そこそこ学力のある生徒でした。

学校へ通い、部活をして、塾に行って1日を終える。

高校受験をして、ギリギリの進学校に入り、地方の私大に受かり、そんな順風満帆な人生を歩んでいました。

もちろん、人並みにいじめや失恋や友人との不仲なども一通り経験はしましたが、概ね「楽しかった」と言える学生生活を送っていました。

そして大学へ入り、学生団体という存在に出会い、いわゆる「意識高い系」と呼ばれる人になりました。

簡単に言えば、身の丈に合わないデカいこと言っちゃうイタい奴です。

元来口が達者な上に議論好きも高じて、その界隈では「出来そうな奴」に見せることが出来ていました。

特に目立って秀でた才能や能力といったものがあるわけではなく、ただ口が達者なだけで

「しっかりしている」

「自分の考えを持っている」

とチヤホヤされ、かなりいい気になっていました。

そんな経験が自分の自尊心を肥大化させ、大学卒業時には「俺は出来る奴なんだ」という思い上がりを持つようになります。

新卒1年目

そんなこんなで上場企業に内定をもらい、東京へ意気揚々と旅立った4月。

全国から就活競争を生き抜いた猛者が集まる場所で、私は「本当は出来なかった自分」に向き合うことになります。

田舎の大学で勘違いによって形成された「出来る自分」像は、東京の本当に出来る人たちに揉まれる中で粉々に崩れ去ります。

大概の人はそこで出来ない自分と向き合い、出来る自分像を壊し、謙虚に一から積み上げ直していけるのでしょうが、私にはそれが出来ませんでした。

邪魔をしたのは肥大化した自尊心。

出来ない自分を認められない。

自分はこんなはずじゃない、もっと出来るはずだ。

これは何かの間違いだ。

そうして自分の未熟さを認められず、出来ない自分を責め続け、自分で自分を追い詰めていくことになりました。

結果、私はそこで最後の選択肢を選んだのです。

評価ではなく承認

一度人生を諦めた私は、関西で療養することで徐々に自分を取り戻していきました。

狭い自分の価値観だけでなく、広い視野で物事を見て、実は自分が抱えている問題ってそんなに重要なことではないのではないかと、そう思えるようになりました。

確かに致命的で改善の必要があるものだけれど、改善は可能だし、何も人生を投げ出すところまでいかなくても大丈夫だと。

その考え方に至れたのは、周りの家族や友人、恋人のおかげです。

自分の狭い価値観を広げてくれ、「大丈夫」「何とかなる」と声をかけてくれ、のんびり生きていけばいいと話してくれました。

何より嬉しかったのは、出来るやつだろうが出来ないやつだろうが、あなたはあなたでそれ以上でも以下でもないという接し方をしてくれたことです。

そこにあるのは評価ではなく承認でした。

ただあるがままを認めてくれる、大事な大事な存在が、近くにいたことがあの時の自分を救ってくれたのだと思います。

最後の選択肢

現在自分は生きるか死ぬかの修羅場を脱し、現在サラリーマンとして働いています。

しかし当然まだまだ至らないところがあるので、失敗も数多くあります。

今日も二件スケジュール管理を間違えて早速謝ってきました。

もう嫌だな。こんな自分価値ないな。そう思うことは今でも山程あります。

いや山どころじゃなくて大陸くらいあるかもしれません。

ただ、普段からもうこんな人生を諦めてしまおうと思った時、「何か別に方法があるんじゃないか?」と考えられるよう、選択肢の幅を広く持つようにしています。

だいたい追い詰められている時って、選択肢があるのに見えてないという場合が多いように感じます。

実際私はそうでした。

なので自分の選択肢が一つしか見えないような時は、本当にそれしか選べないのか、じっくり考えてみたり周りに相談してみたりしています。

そうすることで「あ、俺まだ大丈夫だな」と安心して、この歳まで生きてきました。

私は今年26歳。

「この歳」なんて言いましたが、まだ人生の半分も生きていません。

この先もっとしんどいことや辛いことが待ち受けていると思いますが、最後の選択肢を選ばないよう、常に可能性を残しながら生きていきたいなと思っています。

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